ピュアすぎて震える!「生きるなら、今度こそ君のためがいい…」時代に翻弄された2人の純愛ストーリー【作者インタビュー】
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太平洋戦争の開戦直前、女学生の松乃と、海軍の戦闘機パイロットの虎次は出会う。お互い惹かれながらも、時は戦時中の大変な時期。手紙のやりとりにも検閲が入ってままならぬ中、少しずつ距離を縮め、想いを通わせていく。これは戦争の悲しい話ではなく、そんな時代にもしっかりと芽吹いた小さな恋の物語である。
本作「切なに刹那く」を描いたのは、普段は会社員として勤める傍ら、兼業漫画化として「コミックDAYS」で「波うららかに、めおと日和」を連載している西香はち(@24hachi1)さん。同人活動やpixivでは、24号というペンネームで活動をしている。今回、「切なに刹那く」について話を聞いた。
描きたかったのはピュアな男女の「モタモタ」した恋愛
主人公・松乃の家に軍人の虎次が訪ねてくる。無口でそっけない態度の虎次に松乃は苦手意識を持つが、実は彼が額の傷を見せないよう気を使っていただけだと知り、松乃の気持ちは一気に変わる。