昔から漫画を描くことが好きな藤やすふみ(@y_asufumi100)さんは、X(旧Twitter)や投稿サイトにて「都市伝説に求める女」を投稿。主人公のかごめが数々の都市伝説に遭遇するという短編漫画で、こっくりさんなどの有名な話だけでなく、マイナーな都市伝説も登場する。今回は「白いセダン」を紹介するとともに、著者に車に乗っていたときの怖い体験についても話を聞いた。

「白いセダン」という都市伝説がある。とある国道を白いセダンで走っていると、後ろから赤い車が猛スピードで追い上げて来た。横に並んだ赤い車の中を見ると、頭から血を流した女性が数人乗っている。女性たちは白いセダンのドライバーを見て「こいつじゃない」と言い、走り去ってゆく。白いセダンで事故に遭わされた亡霊たちの怪談話だ。

恨みの相手を探して、亡霊たちは今日もさ迷う。鳥和君が友人たちを乗せて白いセダンを運転していると、後ろから猛スピードで車がやって来る。相手の車のナンバーをメモしようとするが、速すぎてそれどころではない。

その車と横並びになったので、隣に来た車を見るとなんと4人の血だらけの女性が窓を開けて乗り出しているではないか!?

そして、「違う…こいつじゃない…」などの言葉が聞こえて来たので、運転中の鳥和君は「白いセダン」の都市伝説を思い出す。そして、この後予想外の事態に発展してゆくのである…。

――藤やすふみさんは車に乗っていて怖い体験をしたことはありますか？

最近乗車したバスの話になりますが、バスの運転手が前方の車に早く進めと後ろから急接近して圧をかけていたのが、近年一番の恐怖体験でした。幽霊や怪異より人間の方が怖い時もあるんですね。

「都市伝説に求める女」はホラー漫画のようだが、ユーモアもあふれる短編漫画だ。都市伝説やホラーに興味や関心がある方は、この機会にぜひ読んでほしい！

取材協力：藤やすふみ(@y_asufumi100)