突然強烈な吐き気に襲われ呼吸困難に!それは「パニック障害」の始まりだった【漫画の作者に聞く】

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パニック障害は、強い不安や恐怖を感じる発作(パニック発作)が突然起こる精神疾患の一つ。富山在住のデザイナー・種真希さんがその闘病体験を漫画化した「パニック障害ですが、何か?」が、2025年3月13日に電子書籍として発売された。
WEBでも連載され反響を呼んだこの作品から一部抜粋し、漫画に込めた思いなどを種さんに聞いてみた。テーマは「パニック障害のきっかけ」。
「パニック障害のきっかけ」
大阪で生まれた種さんは、富山県のご主人の元へ嫁ぎ、幸せな日々を過ごしていた。ところがある日父親が突然亡くなったという知らせが入る。
急いで実家へ帰る準備をしている最中、異変が起きた。突然心拍が乱れ、視界が歪み、強烈な呼吸困難と吐き気が!体調不良はすぐには治らず、葬儀中もずっと嘔吐(えず)き続けたほど。とはいえ、種さんは一過性のものと楽観視していたが…。
最初の発作を何だと思ったか?
種さんは最初、この発作を何だと思ったのだろうか?「パニックになりながらも、『父親が突然亡くなったショックでこうなっているんだろうな』と、冷静に俯瞰して見ている自分がいました。『人間って、強いショックを受けるとこうなるんだな』みたいな感じです。もちろん、パニック障害の始まりだとは、思ってもみなかったです」
しかし、その症状が3週間も続き、治まる気配がなかった。「『そのうち治るだろう』とあまり深刻に考えていなかったんです。予想に反して全然治らず、3週間ほど続いて初めて『これはマズイ』と不安になり始めました。遅いですね(笑)」
突如発症した〝オエオエ地獄〟はこの後も長く種さんを苦しめることになる。
※本作で紹介している症状は、個人の体験談でありすべての人に当てはまるものではありません。似た症状で悩んでいる場合は医師・看護師等の専門家に相談してください。また、センシティブな内容を含むため、閲覧にはご注意ください。
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