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【ホラー漫画】「これ、おたくの鳩かい?」袋に入って“死んだ鳩”が戻ってきた夜… 寝室に “逆さの男”が侵入「実話が一番怖い」【作者に聞く】

  • 「出会えてよかった」12 画像提供:「水ムーちゃんねる 隣の晩怖談」(C)水村友哉/ヒーローズ


    「あなたの怪談、聞かせてください――」。ホラー漫画「水ムーちゃんねる 隣の晩怖談」では、作者水村友哉(@gontanopoo)さんが実際に聞いた・集めた・体験した「実話怪談」を描く。今回は、隣の晩怖談(ばんこわだん)より「鳩の鳴く家」を紹介するとともに水村さんに制作の経緯を聞く。


    突然鳴き始めた鳩!外へ放つと、不審な飛び方をして…!?


    【漫画】「鳩の鳴く家」 画像提供:「水ムーちゃんねる 隣の晩怖談」(C)水村友哉/ヒーローズ「鳩の鳴く家」02 画像提供:「水ムーちゃんねる 隣の晩怖談」(C)水村友哉/ヒーローズ「鳩の鳴く家」03 画像提供:「水ムーちゃんねる 隣の晩怖談」(C)水村友哉/ヒーローズ「鳩の鳴く家」04 画像提供:「水ムーちゃんねる 隣の晩怖談」(C)水村友哉/ヒーローズ


    この話は、水村さんが法事の席で親族から聞いた“身内の体験談”をもとにしている。物語の語り手は作者の叔父。幼少期、母と兄妹とともに暮らしていた家では鳩を飼っていた。ある日、檻の中で異様に鳴き始めた鳩を外に放つと、普段とはまったく異なる飛び方で空中を旋回。そのうち一羽が電柱に絡まり、首を落としてしまう。驚いて姿を探すが見つからず、困惑していたその夜、隣人の老婆が「これ、あんたのところのじゃないか」と袋に入った鳩の死骸を持って現れるという、不気味な展開が描かれる。


    水村さんは、漫画家としての原点に水木しげるの『ゲゲゲの鬼太郎』を挙げている。妖怪やお化けに魅せられ、幼い頃から描き続けてきたのだという。そして現在、取材を通じて集めた実話をもとに「ちょっと笑えて、でもしっかり怖い」、そんな“日常の中の異物”を描くスタイルを確立した。

    今回紹介している『隣の晩怖談』は、某有名テレビ番組をオマージュしたもので、作中では語り部として魔除けの象徴であるフクロウ「水ムー」が登場。YouTubeの怪談チャンネルのような演出も本作ならではの魅力だ。


    リアルな恐怖は、実はすぐ隣にあるかもしれない…。2025年3月28日発売の最新第4巻には、身近で起こった不可解なエピソード6篇を収録。ホラー好きならぜひ読んでみてほしい。


    ◆取材協力:水村友哉(@gontanopoo)

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