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【実話ホラー】「昨日、釣りに行ったよね?」「え?行ってないけど」彼氏の一言で始まる“この世ならざる体験”に鳥肌が止まらない【作者に聞く】

  • 河野りぬ(@job_rinu)さんはSNSやブログを中心に仕事や子育てなどのエッセイ漫画を公開している。今回は友人の実体験をもとに描かれた「【ほん怖】長距離ドライブの謎…」を紹介。そのほか、著者に本作を描いた理由などについても聞いてみた。


    「【ほん怖】長距離ドライブの謎…」1-1 画像提供:河野りぬさん1-2 画像提供:河野りぬさん1-3 画像提供:河野りぬさん1-4 画像提供:河野りぬさん


    ある日、Mさんは彼氏から「釣りに行こう」と電話を受け、まだ夜も明けきらない時間に車で海へ出かけることに。彼氏が疲れて眠っていたため、Mさんは濃霧の中を1人で運転することになる。視界は10メートルほどしかなく、普段なら20分で抜けられる道のりに1時間以上かかってしまった。不安に駆られながらも目的地に到着し、彼氏を起こすが彼は眠たげなまま。結局Mさんは1人で釣りに出たものの、小魚ばかりで満足な釣果は得られなかった。


    ようやく目を覚ました彼氏は「ごめん、帰りは俺が運転するよ」と手を振るが、その軽さにMさんは内心モヤモヤ。翌日、電話でその出来事を話すと、彼氏は「え?行ってないけど」と驚き、「夢でも見たんじゃね?」と一方的に電話を切られてしまう。

    夢だったのか?と混乱しつつ玄関を見ると、そこには濡れた釣り道具が置かれていた。やはり現実だったと確信したMさんは、友人の河野りぬさんにこの出来事を語った。話を聞いた河野さんは思わず全身に鳥肌が立ち、周囲にいた見知らぬ男性からは「向こう側に連れていかれかけてる」と声をかけられる。


    この不思議な体験をもとに漫画を描いた河野さんは、「ちょうど夏も近かったし、怖い話が好きなので作品にしてみました」と語る。本人は信じがたい内容だとしつつも、友人のMさんは過去にもいくつか心霊現象のような体験をしていたという。「本人は霊を信じていないのに、なぜか好かれているのが不思議」と語り、「最近連絡を取ってないので、少し心配」とも話してくれた。


    Mさんは一体誰に誘われ、あの夜の海へ向かったのか――。濡れた釣り道具が残る中、その謎は今も解けないままである。


    取材協力:河野りぬ(@job_rinu)

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