ウォーカープラス

フルーツゼリーなどを手がける株式会社たらみから、トレンドのデザートを手軽に楽しめる新ブランド「たらみ Dessert」が誕生。第1弾として、台湾で人気のスイーツや飲料をゼリーで再現した「たらみ Dessert 楊枝甘露(ヨンジーガムロ)ゼリー(以下、楊枝甘露ゼリー)」「たらみ Dessert 桃香果茶(トウコウカチャ)ゼリー(以下、桃香果茶ゼリー)」が発売された。開発の背景や商品のこだわりについて、同社マーケティング部マネージャーの脇阪美祐さんに話を聞いた。


株式会社たらみマーケティング本部マーケティング部マネージャーの脇阪美祐さん 【撮影=三佐和隆士】


食べた時の「情緒的な満足感」に注目


――まずは「たらみ Dessert」はどのように誕生したのでしょうか?


【脇阪美祐】「たらみ Dessert」は、「トレンドのデザートを手軽に楽しむ」というコンセプトのブランドです。昨今、物理的なモノに価値を置く「モノ消費」から、商品やサービスを通じて得られる体験に価値を置く「コト消費」に変わりつつあるという状況を背景に、食の分野においても、食べた時の記憶やコミュニケーションから得られる楽しさといった、情緒的な満足感に注目し、新しい食体験をお届けするために「たらみ Dessert」を立ち上げました。


蒟蒻タピオカと黄金パイン・マンゴーの果肉が入った「楊枝甘露ゼリー」。ゼリーは、マンゴーの甘さとグレープフルーツの爽やかさが感じられ、ココナッツがほんのり香る 【撮影=三佐和隆士】


【脇阪美祐】ターゲット層は、流行や話題のデザートを楽しみたい30代から50代の女性です。コロナ禍では外出を控えていた方々が、行動制限の解除に伴って、話題のデザートや海外旅行など、いろいろなものへの興味を取り戻しました。それらをもっと手軽に楽しんでいただくことで、日々の食事がより豊かなものになると考えています。


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