服の着こなし、暮らしのセンス、一つひとつのアイテムまで。すべてに“黒柳徹子らしさ”が宿る。そんなスタイルをまるごと味わえる展覧会「GLAM―黒柳徹子、時代を超えるスタイル―」が、そごう美術館(横浜駅東口・そごう横浜店6階)で2025年6月29日(日)まで開催中。
女優、司会者、ユニセフ親善大使、そして“トットちゃん”。 肩書きだけでは語りきれない黒柳徹子さんの魅力を、“スタイル”という切り口から立体的に感じられる構成となっている。9章にわたる構成を、テーマごとに見どころをピックアップして紹介していく。
ファッションは、人生そのもの
黒柳徹子のスタイルを語るうえで欠かせないのが、“装い”。
“誰かの喜ぶ顔が見たい”という思いから生まれた彼女のファッションは、テレビの中でも強く印象に残る。『徹子の部屋』『世界ふしぎ発見!』『ザ・ベストテン』『NHK紅白歌合戦』など、出演番組で実際に着用した衣装が一堂に集結。HANAE MORI、ISSEY MIYAKE、JUNKO KOSHINO、COMME des GARÇONS、DOLCE & GABBANAといった、自由な発想をもつデザイナーたちの手がけた服も並ぶ。彼女の装いが、今なお鮮烈に記憶に残る理由がそこにある。