ウォーカープラス

世界最大級の宿泊予約プラットフォームであるAirbnbの日本法人Airbnb Japanは、国内各地に点在する古民家・空き家の文化的価値を保全や継承しながら、リスティング(宿泊先)の新たな魅力を引き出す新プロジェクト「Akiya Design Project」をこの夏よりスタートさせる。その概要を説明する発表会が2025年6月3日に都内にて行われ、Airbnb共同創業者兼CEOのブライアン・チェスキーさんが登壇。ゲストとして、同プロジェクトでクリエイティブ監修を行う水原希子さんとローラさんも出席し、トークを繰り広げた。


左より、Airbnb共同創業者兼CEOのブライアン・チェスキーさん、水原希子さん、ローラさん


水原希子とローラが古民家をクリエイティブ監修


同社の発表によると、日本では現在、約900万戸(全住宅の15%)が空き家となっており、今後10年以内には「3軒に1軒が空き家になる」とも予測されているという。空き家の増加は、景観や安全性の低下、地域経済・コミュニティの衰退など、さまざまな社会課題を引き起こしているが、その一方で、観光誘致による地域活性化を目指す自治体にとっては「宿泊施設の不足」が障壁となっているケースも少なくないそうで、Airbnbではこれまでも、伝統的な古民家再生に取り組む全国古民家再生協会とさまざまな連携を展開。そこから派生した企画が「Akiya Design Project」となる。


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