ウォーカープラス

「まるでジブリの世界に迷い込んだみたい」。そんな声があちこちから聞こえてきそうな展覧会が、東京・天王洲の寺田倉庫B&C HALL/E HALLで開催中だ。


やわらかなトトロのお腹の上で「あなたはだあれ、マックロクロスケ?」と、メイが話しかける、あの名シーンも立体で蘇る (C) 1988 Hayao Miyazaki/Studio Ghibli


「ジブリの立体造型物展」では、あの名作たちの“あのシーン”が、立体になって目の前に現れる。写真で見るだけでは伝わらない、圧倒的な存在感と没入感。ふかふかのお腹に飛び乗って、うれしそうに体を預けるメイの姿からは、トトロのあたたかさまで伝わってくる。空を飛ぶハウルの城に、あの油屋の奥の奥まで。スクリーンの中にいたキャラクターたちが、目の前に現れた瞬間、思わず「あっ!」「すごい…」と声に出してしまいそうになる。


会場入り口には、巨大なポニョのスタチューも登場 (C) 2008 Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, NDHDMT


ジブリの世界へ、一歩ずつ足を踏み入れる


展示の導入では、『猫の恩返し』のバロンが優雅にお出迎え。そこから、『となりのトトロ』でメイがトトロを追って走り抜けた「追っかけトンネル」をくぐり抜けて、いよいよ立体造型の世界へ。


バロンが出迎えてくれるエントランス風景 (C) 2002 Aoi Hiiragi/Reiko Yoshida/Studio Ghibli, NDHMT


メイがトトロたちを追っかけた、トンネルを抜けて展覧会がスタートする


展示されているのは、『となりのトトロ』『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』『魔女の宅急便』『コクリコ坂から』『君たちはどう生きるか』など、ジブリの代表作の名場面を表現した立体造型の数々。スクリーンで観たシーンが、まるで飛び出してきたかのようにそこにある。写真撮影もOKなので、お気に入りの角度から思い出を残せるのもうれしいポイント。


  • 続きを読む