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  • 「寒の地獄温泉」という名を耳にしたことはあるだろうか?字面からしておどろおどろしい雰囲気を醸し出している温泉名であるが、“寒の地獄”という名の通り、体の芯からブルブルと震えあがってしまう温泉が九州にあるという。暑い夏にも関わらず、寒くて震えが止まらなくなる“寒の地獄”とは一体…?


    “震え”が始まるまで入浴!?全国でも珍しいと言われる冷泉を持つ「寒の地獄旅館」の魅力


    その温泉は、大分県の山深き場所にあった。標高1100メートル、九重の表玄関である三俣山・星生山の美しい裾野の北側に位置し、人気のドライブロードである「やまなみハイウェイ」沿いに「寒の地獄」と書かれた看板がある。そこから緩やかな坂道を下った先に「霊泉 寒の地獄旅館」は一軒ポツンと佇んでいた。江戸末期に開湯した秘湯で、創業は昭和3年という歴史ある温泉宿だ。


    【写真で見る】全国的にも珍しい冷泉を持つ寒の地獄旅館 画像提供:寒の地獄旅館


    寒の地獄旅館で日帰り利用できるのは、「冷泉」と温かい温泉「互久楽湯」の2つである。冷泉棟には男女別の更衣室と男女混浴の冷泉の浴槽が2つあり、そのすぐそばに「暖の地獄サウナ」と「ととのえ暖房室」が備わる。冷泉は混浴のため、男女ともに水着(男性はトランクス可・女性はTシャツに短パン可)などを着用して入浴するスタイルだ。水着やTシャツは販売もしているが、数に限りがあるので持参した方が無難である。「寒の地獄」「暖の地獄」それぞれどのようにして入浴するのだろうか?気になる入浴方法を、寒の地獄旅館のご主人・武石さんに聞いてみた。


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