高校3年の夏休み、親との喧嘩から衝動的に家出した主人公・折笠風香。家出先の町で出会ったミステリアスな青年から「気をつけて。この町、殺人犯がうろついてるかもしれないから」と忠告される。意味ありげな彼の表情に不穏な予感を抱きつつも、祖母の家に滞在することにした風香は、無事に夏を過ごせるのか?連続殺人鬼の手が彼女のすぐ後ろに迫る。
「ダメ元」がデビュー作に…夏の田舎町が舞台の人間ドラマ
背筋が凍るようなひと夏のサスペンス漫画を描いたのは、湊月さん(@mizunashi1025)。大学在学中に賞を受賞後、ウェブ漫画へシフトし、「ダメ元で描いてみた」という作品がきっかけで担当編集がつき、GANMA!(コミックスマート)で本作『氷のような夏は恋に溶ける』の連載を開始した。電子書籍としても刊行され、2024年2月に最終巻の5巻が発行された本作の見どころを湊月さんに聞いた。