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ムーミンの小説出版80周年を記念した大規模な展覧会「トーベとムーミン展~とっておきのものを探しに~」が、2025年7月16日(水)から森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー)で開催される。トーベ・ヤンソンの知られざる芸術家としての顔から、ムーミンたちの原画まで約300点が大集結!さらに展覧会限定のオリジナルグッズや、北欧の味が楽しめるコラボカフェなど、ファン必見の内容をたっぷりご紹介。


ムーミン小説出版80周年記念「トーベとムーミン展~とっておきのものを探しに~」


約300点の作品で辿る、トーベ・ヤンソンの創作世界


ムーミンの生みの親として世界中で愛されるトーベ・ヤンソン。しかし彼女の創作活動は、ムーミンだけにとどまらない。ヘルシンキ市立美術館の全面協力により実現した本展では、20代で描いた自画像から第二次世界大戦前後の風刺画まで、知られざる画家としての顔に出会える。


ムーミンの生みの親で、絵画、風刺画、漫画、絵本、小説など多方面に才能を発揮したアーティスト、トーベ・ヤンソン


『煙草を吸う娘(自画像)』(1940年)


もちろんムーミンファンにとって一番の見どころは、ムーミンシリーズの貴重な原画の数々。小説やコミックスの原画やスケッチ、かわいらしいキャラクターのイラストを通して、彼女の温かく繊細なタッチを間近で堪能できる。


『おはよう』制作年不詳


そして今回特に見逃せないのが、日本初公開となる壁画作品たち。なんと幅約7メートルもの大作「フェアリーテイル・パノラマ」が映像で紹介されるほか、アウロラ病院の小児病棟を彩る階段壁画のスケッチも登場。トーベの愛用品も一緒に展示されていて、作家の素顔をのぞける貴重なチャンスとなっている。


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