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「世界中に笑顔を」の経営理念のもと、ブランドバッグのレンタルを運営する「ラクサス・テクノロジーズ株式会社(以下、ラクサス・テクノロジーズ)」。「捨てない」「使い続ける」という価値観のもとで、持続可能な未来に向けた取り組みについて、社長の高橋啓介さんに話を伺った。


広島市に本社を構えるラクサス・テクノロジーズ株式会社


ラクサス・テクノロジーズがブランドバッグのレンタルサービスを開始したのは2015年のこと。「当時は、モノは個人が所有するのが当たり前でシェアリングやサブスクという言葉もあまり知られていませんでした」と話す高橋さん。レンタルサービスについては「社員からはこんなサービスが使われるということはまずないだろう、という声があがりました」という。しかし実際に始めてみると利用者がどんどん増え、これまでに延べ約20万人もの人が利用しているという。サブスクを利用する人はもちろんのこと、シーズンごと、スポット的に利用する人も多いようだ。


利用者の中には、感謝の手紙を添えて戻してくる人もいると高橋さんは話す。「このバッグがあったから面接が頑張れました、勇気を持てましたというような手紙をもらうとうれしいですね。通常の通販はモノを送って終わり、ですがモノの往復がある我々のサービスだからこそ、お客様とのこうした温かいやりとりも生まれると感じています」。


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