創業者支援などを目的とする「世田谷ものづくり学校」として再スタートし、“廃校活用の先駆け的存在”として注目された世田谷区立池尻中学校跡地。同所が、店舗やオフィスを誘致し、複合施設「HOME/WORK VILLAGE(ホームワークヴィレッジ)」に生まれ変わって、2025年7月24日にグランドオープンした。
同施設は、世田谷区による産業活性化の拠点創出事業の一環として、働く・遊ぶ・学ぶ…といった多様な機能を集約。先行開業したコワーキングスペースやスクール、スモールオフィスなどに続き、新たに14店舗がオープンし、地域の賑わいを創出していく。
同施設について、広報担当者は「近年は廃校活用も増加していますが、ご存知の方には、2004年以降に区が創業支援に取り組んで運営してきた『世田谷ものづくり学校』が、かなり先進的な事例だったと思っていただいていると思います。そんな当地で、今回、法律的な課題や安全面での課題をクリアしたうえで実現したのが『ホームワークヴィレッジ』。手作り感を持って、オフィスや商業施設、教育・文化施設といった異なる要素を融合させた、“街の暮らしと緩やかにつながる”市民活動の場を作っていきたいなと展開しています」と、運営の背景をコメント。