「怖かったら一杯無料」を謳い文句に、実話ホラーを語ってくれる客を待つ、スナック店主兼シナリオライターのエミ。霊感ゼロながらも、なぜか彼女の元には続々とコワイ話が集まってくる…。そんな珠玉の“コワイ話”を1話完結で展開していく漫画『丑三つ時、コワい話はこのBarで』。そこにつづられているストーリーは、フジテレビ『ほんとにあった怖い話』や『呪怨 THE LIVE』の脚本家でもあり、本作の原作者・穂科エミさんが集めた実話がもとになっているというから驚きだ。
今回は、第5話『●●さん』を紹介するとともに、原作者の穂科エミさん、漫画を担当している近原さんのお2人に話を伺った。
今回エミの店を訪れていたのは、老舗ゲイバーの美和ママ。美和ママは「いいネタがある」と、近隣の店で話題になっている不思議な人物の話をし始めた。一見、人当たりも羽振りもいいというその人物が店をあとにすると、なぜか顔も姿も話した内容も思い出せないという。そんな話をしていると、1人の客がやってきた…。