ウォーカープラス
  • 緩和病棟に入院したイラストレーターの枇杷かな子(@kanakobiwa)さんのお母さん。時が過ぎ、言葉を話すことも指を動かすこともできなくなった。最後に言っておきたい言葉は「大好き」だった。亡くなった母親とのエピソードを詰め込んだシリーズより『だいすき』を紹介するとともに話を聞く。


    「大好きだよ、お母さん」言葉にしたら涙が止まらなくなってしまう気がした


    母と父のこと01 画像提供:枇杷かな子(@kanakobiwa)


    母と父のこと02 画像提供:枇杷かな子(@kanakobiwa)


    母と父のこと03 画像提供:枇杷かな子(@kanakobiwa)


    母と父のこと04 画像提供:枇杷かな子(@kanakobiwa)


    緩和病棟に入院した枇杷さんのお母さん。時間とともに言葉を話すことも指を動かすこともできなくなった。「両親の介護中さまざまな葛藤があったり、母との時間はあと少しなのだな…と思うと、かけがえのない時間を残したい気持ちがあって、描くことにしました」と、枇杷さんは当時の思いを振り返りながら漫画を描く。


    だいすき01 画像提供:枇杷かな子(@kanakobiwa)


    だいすき02 画像提供:枇杷かな子(@kanakobiwa)


    だいすき03 画像提供:枇杷かな子(@kanakobiwa)


    だいすき04 画像提供:枇杷かな子(@kanakobiwa)


    だいすき05 画像提供:枇杷かな子(@kanakobiwa)


    声をかけると、まぶたがパチン。まばたきをした。「応えてくれてるのかな」と、話しかけてはまばたきを見て喜んだ。本作では、母の葬儀で枇杷さんが喪主を務めた日のことも描かれている。「今も寂しさが強く、介護中の後悔もたくさん残っています。ただ、母との話は思い出しては泣きながら描いていて、少し心の整理もしているのだなと感じます」


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