コミックエッセイ『自閉症育児奮闘記~今できること』は、シングルマザーのまるさん(@shishishishimr)と、発達障がいと診断された幼い息子・リュウくんの日常を描いた作品だ。初めての育児に加え、息子の成長への不安や悩みが共感を呼ぶ。親の苦しみをよそに、ゆっくりと確かに成長していく息子の姿も微笑ましい。今回のストーリーは「リュウくんの発語の遅れ」がテーマだ。
「もうこのままでいい!」…焦る気持ちと揺れる心
2歳半になっても単語を話す兆しが見えず不安に思うまるさん。しかし、周囲に相談しても「大丈夫」「うちも同じ」「男の子は遅いから」というアドバイスばかりで、逆にますます思い悩んでいく。
そんななかでも、リュウ君の発する喃語のかわいらしさに「もうこのままでいい!」と思ったりもする、不安と感激に揺れ動く毎日だった。せめて言葉を引き出そうと、必死にリュウ君に話しかけるが…。