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南日本酪農協同株式会社が展開する飲料「ヨーグルッペ」の発売40周年を記念し、漫画家・東村アキコさん描き下ろしの漫画『ヨーグルッペ母と三姉妹の都城若草物語』が同社の公式特設サイトにて公開中だ。


発売40周年の「ヨーグルッペ」が“同郷”の人気漫画家とコラボ!


【画像】東村アキコ作『ヨーグルッペ母と三姉妹の都城若草物語』


「ヨーグルッペ」とは?誕生秘話も


(左)1985年発売当初の缶のヨーグルッペ (右)今もなお人気を誇る「ヨーグルッペ」(200ミリリットル/109円)※メーカー希望小売価格は2025年9月1日現在


1985年に南九州で誕生した乳製品乳酸菌飲料(殺菌)「ヨーグルッペ」。創業者の木之下利夫さんは、欧州の新しい技術・設備を導入する“根っからの技術者”で、海外企業との技術提携も積極的に進めていたという。そうした中で、「ヨーグルッペ」は同社の代表商品「スコール」に続く第2の柱となる商品として期待され、開発がスタート。


当時、安定剤として使用が難しいとされていた天然由来のペクチン。だが、開発を担った入社4年目の研究員によって、初めて安定剤として使われた乳酸菌飲料のプロトタイプが誕生。商品化を目指す宮崎県の都城工場で、試作中に偶然起きたトラブルによる「褐変(かっぺん)」という化学反応が、まろやかな甘みと風味を生み出すことを発見し、商品の方向性を決定づけたという。


商品名「ヨーグルッペ」は、木之下さんが命名。一度聞いたら忘れられない愛らしい響きがさわやかで飲みやすい商品の特性とマッチし、消費者の心をつかんだ。発売当初、東京や大阪などの大都市圏では「甘すぎる」と販売に苦労した時期もあったそうだが、地元である南九州地区での地道な営業活動や、雄大なアルプスをイメージした独自の世界観を表現したテレビCMの成功により、主力商品へ。現在では日本全国にファンを増やし、香港や台湾、シンガポールなどのアジア各国でも販売されるグローバルな飲料として今もなお成長し続けている。


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