世界中のデザイナーをサポートするプラットフォーム「Global Fashion Collective(グローバルファッションコレクティブ)」は、国内最大級のファッションの祭典「Rakuten Fashion Week Tokyo S/S’26」会期中の2025年9月2日に、ファッションショー「Global Fashion Collective × Rakuten Fashion Week Tokyo S/S’26」(会場:渋谷ヒカリエ)を開催。世界各国のブランドがさまざまなスタイルのコレクションを発表し、イベントは大盛況となった。
世界各国から独創的なデザイナーが集結
毎回、独創的なアイデアを取り入れ、多方面から注目されている「Global Fashion Collective × Rakuten Fashion Week Tokyo」だが、今回は世界各国から9ブランドが参加。アヴァンギャルドファッションとサウンドが融合する「A-JANE」、自然、地球、そして人間という3つの要素が融合したデザインをファッションへと発展させてきた「CHARINYEH」、そして日本からは、2022年に第96回装苑賞を受賞した「AYAKA Oshita」といった新進気鋭のデザイナーが集結。
いずれの新作も好評を博していたが、ウォーカープラスではショーの終了後、「AYAKA Oshita」の大下彩楓さんに単独インタビューを実施。デザインに対する思いや、今回のショーへの参加に至った経緯などを聞いた。
「AYAKA Oshita」のインスピレーションの源泉とは?
――どのようなきっかけで、今回のコレクションのテーマを「メタモルフォーゼ」にされたのでしょうか?
【大下彩楓】「メタモルフォーゼ」とは、変身とか進化とか、そういう意味合いなんですが、私は普段から、パーソナルな部分といいますか、自分の内面を言葉や表情で伝えるのが苦手で…。逆に、それ以外の表現のほうが性に合っていて、いちばんうまく自己表現できるのが服の制作なんです。そこに向き合って、表現の仕方をより進化させる。そうして新しい何かを生み出す。そういった想いを込めて、こちらをテーマに掲げさせていただきました。