ウォーカープラス

マツモトキヨシとココカラファインを展開するマツキヨココカラ&カンパニーのPB(プライベートブランド)は数々のヒットアイテムを生み出しており、高機能コスメ商品は「デパコス級だ」、洗剤などの日用品は「プロ仕様だ」と、ユーザーを驚かせている。購入者のニーズを把握した、こうしたアイテムは一体どのように生み出されているのだろうか?商品開発担当者に話を聞いた。


マツキヨココカラ&カンパニーのPB商品。マツキヨココカラ&カンパニーが独自に企画・開発を手掛け、展開する自主企画商品のこと


マツキヨココカラ&カンパニーの担当者に直撃インタビュー!


今回、話を伺ったのは、マツキヨココカラ&カンパニーグループでPB開発に取り組んでいるMCCマネジメント 商品統括本部 商品開発部 商品開発課 次長 薬剤師 櫻井壱典さん。


――近年、小売業界でPBの存在感が増しているように感じますが、PBの魅力は、どのような点にあるとお考えですか?


【櫻井さん】巷では節約志向を背景に開発されているPB商品などもあると思うのですが、当社では“価値のあるものを”という意識で商品を開発しており、そこが好評を得ているところかなと思います。お客さまにはやはり、価格以上に品質や付加価値がないと選んでいただけないと思うので。コストパフォーマンスを重視しつつ、ナショナルブランドにない、新たなマーケットを創出するようなものをいかに提供していくか…というところ、また、“SNSでバズる”“情緒的な価値がある”ものなども気にしながら開発していて、お客さまにはそこをご支持いただいているのかなと考えています。


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