大阪の食文化と人間ドラマを描いた漫画『ナニワめし暮らし』の作者であるはたのさとしさん(@hatanosatoshi)。たちのぼる湯気や香りを感じるような、緻密な描写が特徴だ。
漫画『味わいの京』は京都を舞台に、新人編集者である小園ひよりの目を通してグルメや文化、そして彼女の成長を描く作品。
今回は、京都を代表する喫茶店の名物について。世代を超えて愛される美しい一杯を紹介する。







幻想的な空間も、長きに渡り愛される理由














シュワシュワのサイダーに5色のゼリーをちりばめた「喫茶ソワレ」のゼリーポンチ。明治時代から続く神戸の地サイダーの泡にカラフルなゼリーが反射して、宝石箱のように美しい一杯です。
これをさらに輝かせるのが、ひよりたちも目を奪われた、店内を包む青い照明。これは、創業者の友人の染色研究家・上村六郎の「青い光は女性が美しく見え、男性は若々しく見える」というアドバイスを受けて、創業時から使用しているそう。