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六本木ヒルズ森タワー53階の「森美術館」(東京都港区六本木)で、建築家・藤本壮介さんの初の大規模個展「藤本壮介の建築:原初・未来・森」が開催中だ。藤本さんといえば、今まさに大きな話題を呼んでいる2025年大阪・関西万博の象徴「大屋根リング」の設計者。そんな注目の建築家の展覧会が、来館者10万人を突破し、大きな評判となっている。建築を専門としない人でも楽しめる工夫が随所に凝らされ、子どもから大人まで幅広い層に支持されている、人気の展覧会の魅力を紹介しよう。


六本木ヒルズの森美術館で開催中の「藤本壮介の建築:原初・未来・森」が来館者10万人を突破!


藤本さんの豊かな発想力が感じられる展示の数々。《思考の森》2025年 展示風景:「藤本壮介の建築:原初・未来・森」森美術館(東京) 2025年/撮影:八代哲弥/画像提供:森美術館


ミャクミャクもお祝いに!世界的建築家・藤本壮介の素顔に迫る


北海道生まれの藤本さんは、現在、東京・パリ・中国の深圳(しんせん)に事務所を構え、世界を舞台に活躍する建築家だ。これまでに《武蔵野美術大学 美術館・図書館》やフランスの《ラルブル・ブラン(白い樹)》など、ユニークで革新的な建築を次々と生み出し、現在は2025年大阪・関西万博の会場デザインプロデューサーを務める、日本を代表する建築家のひとりとして高く評価されている。本展は、そんな藤本さんの約30年にわたる歩みを、8つのセクションで紹介する初の大規模個展となっている。


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