近年、掃除方法の定番となりつつある、酸素系漂白剤を使ったいわゆる“オキシ漬け”。酸素系漂白剤は衣服への漂白剤としての使用に限らず、風呂やリビングなど家中に使えるマルチ洗剤として認識されるようになった。
酸素系漂白剤の使い方はSNSを中心に発信され、それを参考に実践しているという人も多いのではないだろうか。しかし、その“万能さ”が先行し、正しい使い方やより効果的な使い方はまだまだ知られていないように思う。
そこで今回は、酸素系漂白剤が流行する20年以上前から関連商品を販売しているライオンケミカル株式会社(以下、ライオンケミカル) 開発部 主任の鄭好根(ジョンホグン)さんに、より高い効果を得られるコツや使用上の注意点について話を聞いた。

主成分は1900年ごろに発見された過炭酸ナトリウム
今では、酸素系漂白剤として「オキシ」と名の付く洗剤が当たり前のように使用され、その用途は多岐にわたる。「オキシ」とは日本語で「酸化する」という意味で、洗剤の主成分は過炭酸ナトリウムとなっている。