ウォーカープラス
  • コロナ禍を経て、「心が疲れた」と感じる人が増えている。厚生労働省のデータによると、うつ病や不安障がいなどの精神疾患を抱える人は、いまや約600万人。10年前の約1.5倍にまで増えた。外出の制限、働き方の変化、人との距離感の変化...便利になったはずの社会で、誰もが“つながりの希薄さ”を感じているのかもしれない。


    そんななか、茨城県にある一軒のカフェが注目を集めている。その名は「KINOPPI CAFÉ(キノッピカフェ)」。一見すると、穏やかな時間が流れる普通のカフェだ。しかし、ここでは精神疾患を抱える人たちが、互いに支え合いながら働き、生きるための力を取り戻しているのだとか。


    「ここは、心を治す場所というより、“自分を取り戻す場所”なんです」そう語るのは、運営元であるGOOD LIFE HOLDINGS 株式会社の代表・紀林(きのはやし)さん。今回は紀さんに、コロナ禍で心の不調が増えた背景、そして「KINOPPI CAFÉ」が“自分を取り戻す場所”として機能している理由について話を聞いた。


    精神疾患を抱える人たちが「KINOPPI CAFÉ」に集う理由とはとは? 【画像提供=GOOD LIFE HOLDINGS】


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