手軽に買える国民的チョコ菓子「ブラックサンダー」。定番の味以外にも季節ごとに登場するフレーバーやご当地限定品もあり、多くの人に親しまれ、愛されている。商品のフレーバーの数と同じように、おもしろい企画も数々行ってきた。大人が全力でちょっとおふざけ感ある施策に取り組み、消費者を巻き込んでいく。そんな“日本一ワクワクする菓子屋”を目指す「有楽製菓」社長の河合辰信さんに話を聞いた。

“フリー素材”として「ブラックサンダー」のPRに出まくる河合社長

9月6日は「ブラックサンダーの日」。2025年の「ブラックサンダー」の日は、ブラックサンダーの断面が顔に見えるということから始まった「断面モンスター」キャンペーンを実施。マスコミ各社にキャンペーンを紹介するために社長自らプロモーションを行った。

「ブラックサンダー断面モンスター」キャンペーンの特設サイトで展開されている動画でも河合社長の活躍ぶりがすごい。ここまでやる社長はなかなかいない。振り返れば、これまで「ブラックサンダー」が行ってきたさまざまなキャンペーンや施策で、よく河合社長が登場してきた。「私は“フリー素材”なので、社内で要望があれば使ってもいいと。自ら出たがっているわけではないですが、フリーと言った以上、自由に使ってもらっています。今まで断ったことはないですね」(河合社長)