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日本最大級のクリスマスマーケットが、2025年も福岡からスタートする。累計1200万人が訪れた「クリスマスアドベント」は、2025年11月1日(土)から福岡各地で開催され、11月19日(水)には東京・上野恩賜公園にも初進出。光・音・芸術が融合する体験型イベントとして、国内外から注目を集めている。


2025年11月1日(土)から福岡で開催されるクリスマスアドベント。今年は東京初開催(会場ごとにスタート日は異なる)


福岡を皮切りに全国へ広がる「クリスマスアドベント」


「クリスマスアドベント」は、株式会社Mr.ヴァイナハツマンが企画・運営する、冬の風物詩として親しまれてきたイベント。2023年には名称を「福岡クリスマスマーケット」から「クリスマスアドベント」へと変更し、天神中央公園や貴賓館前広場など、福岡市内の各所へと規模を拡大。2024年には国内外から約150店舗が出店し、多くの来場者でにぎわった。2025年は、さらに東京・上野恩賜公園 袴腰広場への展開が決定しており、福岡発の冬の祭典が全国区へと躍進を遂げようとしている。


消費型から文化へ、2030年に向けた挑戦


イルミネーションを「見る」、マーケットで「食べる」といった従来の消費型クリスマスイベントから脱却し、「街全体を劇場に変える」という新たな価値観を打ち出しているのが「クリスマスアドベント」の特徴だ。主催者は、これを単なるイベントではなく「文化」として根づかせ、2030年にはドイツ・シュトゥットガルトのクリスマスマーケット(約280店舗)を超える、300店舗規模での開催を目指している。


光・音・芸術がそろう、未来に受け継がれる“文化としてのクリスマス”


まばゆいイルミネーションに街が包まれ、クラシック音楽が耳に響き、芸術に触れた時の感動が心を満たす。そんな「光・音・芸術」の三要素が融合し、五感を通じて味わう幸福は、愛や喜び、安らぎ、愉快、そして希望へとつながる。それは利他的な心や共感となって人と人を結び、連鎖的に幸せが広がっていく。この「幸せの連鎖」を生み出す文化を通じた発信力・創造力こそが、福岡が国際観光都市として進化していくための新たな魅力になると捉えている。戦争や災害、経済不安といった不確実な時代にこそ、人々の心に安らぎと希望をもたらす「最も幸福なクリスマス体験」が必要だ。


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