
作画:尾花せいご(@seishoobi)さんと監修:西洋魔術博物館(@MuseeMagica)さんによる創作漫画『放課後おまじない倶楽部』は、迷信研究部に入部した少年と、不思議な雰囲気が漂う顧問との日々を描くオリジナル作品だ。
緻密で精細な絵とノスタルジックな絵柄に定評のある尾花さんの作画と、西洋魔術や西洋の魔物、伝承、迷信などの著書多数の西洋魔術博物館さんが監修した多彩な迷信やおまじないのエピソードが大きな魅力となっている同作。エピソードの紹介とともに、監修の西洋魔術博物館さんに作品内で描かれる伝承について詳しい話を聞いた。
クリスマスに馬がしゃべる!?どこの国にも信じられないような迷信があるよね



西洋の奇妙な迷信を実践する「迷信研究部」。今回のテーマは、馬の頭蓋骨を使うというウェールズの奇習「マリルイド」だ。作品の監修を務めた西洋魔術博物館さんによると、「マリルイド」は18世紀末から行われていた伝承で、その起源は諸説あるという。マリルイドという言葉については「聖女メアリーや灰色の雌馬を意味する説などいろいろです」と教えてくれた。