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2025年は堤真一さんとW主演を務めた映画『木の上の軍隊』、主演映画『ベートーヴェン捏造』が公開され、2026年にはドラマ『ちるらん 新撰組鎮魂歌』でも主演を務めるなど世間の注目を集め続けている山田裕貴さん。最新主演映画となる『爆弾』では、警視庁捜査一課・強行犯捜査係の刑事・類家を演じている。


インタビューでは、作品と向き合っていく中で感じたことや主人公・類家について、佐藤二朗さん演じる謎の男・スズキタゴサクとの対峙シーンの撮影秘話、さらに人と交流を深めるうえでのご自身のポリシーなどを語ってくれた。


映画『爆弾』で刑事・類家を演じた山田裕貴さん 撮影=三橋優美子


ビジュアルにもこだわった類家という役柄「根本的なものの見方や考え方がすごく近いと感じた」


――呉勝浩さんのベストセラー小説を原作に映画化した本作のオファーが来たときはどのような心境でしたか?


【山田裕貴】最初に原作を知ったのは、『東京リベンジャーズ』シリーズのプロデューサーを務めた岡田翔太さんの「本当の山田くんって、この小説の主人公に近いんじゃないかな?」という言葉でした。それで気になって原作を読んでみたら、“岡田さんは本当に僕のことをよくわかっていらっしゃるな”と感じましたし、僕自身も類家と似ていると感じるところがたくさんありました。


――どういったところが“似ている”と感じたのでしょうか?


【山田裕貴】言葉で“ここが”と説明するのは難しいのですが、僕が普段思っていることや感じていることを類家が言葉にしてくれていたので、そこに共感できたんです。ただ、類家は相当頭がよくて鋭い観察眼と推理力を持っている人なので、そこは自分とは違うのですが、根本的なものの見方や考え方がすごく近いんじゃないかなと感じました。そう思えたことは役作りをするうえで自信につながる部分でもありました。


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