2025年10月23日~11月3日(祝)にかけて、東京・表参道の「OMOTESANDO CROSSING PARK」で開催中の「KING’S ORANGE ISLAND」。こちらは1950年にハワイで創業したKing’s Hawaiian Holding Co, Inc.の、日本への本格上陸を記念したポップアップイベントで、同社の人気商品「スウィートロール」(オリジナルハワイアンスウィートブレッドの名称)の魅力を大々的に紹介する催しになっている。
ウォーカープラスでは、そんな同社のマーク・タイラ会長にインタビューを実施。KING’S HAWAIIAN 戦略・新規事業担当ディレクターの糟谷怜央さんにも同席してもらい、「KING’S HAWAIIAN」のルーツや、日本における今後の展開について、意見を聞かせてもらった。

日本への進出計画は2015年からスタートしていた
――創業者ロバート・R・タイラさんが日系人であるというルーツは、ブランドにとってどのような意味を持ちますか?
【マーク・タイラ】父は第二次世界大戦の後、一時的に日本に帰ってきて、そこで子どもたちがベーカリーのデザート、いわゆる菓子パンを喜んで食べているところを見たそうです。そこから「大勢の方に食べてもらって、喜んでもらえる、菓子パンづくりのビジネスにチャレンジしたい」と思うようになり、ベーカリーショップの開業にいたるわけですが、その当時から、「いつか日本にも出展したい」という思いはあったようです。