日本最古の公立植物園である京都府立植物園は2024年で100周年を迎えた。そんな伝統ある植物園が、新感覚のイベントを開催している。昼とは違った顔を見せる夜間に園を開放し、光と⾳が織り成す新たな植物の魅⼒を五感で感じる没⼊型体験イベント「LIGHT CYCLES KYOTO(ライトサイクル京都)」だ。イベント自体は来年(2026年)3月まで開催されているが、2025年10⽉31⽇から12⽉7⽇(日)の期間限定で紅葉に合わせたアートイルミネーションが実施されている。その詳細を見てみよう。

人気の紅葉ライトアップがさらに進化
植物園の正⾨から続く約250メートルのアプローチは、樹齢100年を超えるけやき並⽊になっており、訪れる⼈々を静寂と光に包まれた⾮⽇常の世界へと誘ってくれる。

また、園内には約1000本におよぶ紅葉樹が四季折々に彩りを添えており、その中でも象徴的な池の周辺を中⼼にライトアップが施される。⾚・オレンジ・⻩・緑の鮮やかなグラデーションが⽔⾯に映り込み、まるで光のトンネルをくぐるかのような幻想的な景観を⽣み出している。