
郵便配達員たちは毎日、町の隅々まで郵便物を配達している。そんな現役の郵便局員が、実際に経験した不思議な話や怖い話を漫画化したのが『郵便屋が集めた奇談』だ。作者は、現役の郵便局員である送達ねこさん(@jinjanosandou)。同僚たちが体験した話を漫画化していくうちに、送達ねこさんのもとには他局からも体験談が届くようになっていった。今回紹介するのは、東北の郵便局員・宮澤さんから届いた、少し不思議なエピソードだ。
「激エモ」な田舎に転勤…都会っ子が出会った「神友」




東北にあるA局は、美しい山々の稜線を望み、優雅に流れる川をバイクで行き来する、のどかな田舎の郵便局だった。都会から若手の局員・スエ君が転勤してきたが、周りの同僚の心配をよそに、彼は田舎の風景を新鮮に感じた。「激エモ」「オニやべぇ」「最高かよ」と、地元の人たちが見向きもしない“日常”を満喫していた。