
社会との摩擦、その「障壁」とともに生きていく――。食欲旺盛な「うさばに」は生えている食べ物を食べ尽くしては、土地を転々としていた。増殖して森を征服しようとしていた「ニンジンの森」にうさばにたちがやってくる。共生するうえで起こりうる問題をわかりやすく描いたメガネ学専攻さん(@8_senkou)の創作漫画「うさばに」を紹介するとともにインタビューを行った。
うさばにたちの表情やポーズにこだわった



作者のメガネ学専攻さんは、ペットが「棚に隠しておいたご褒美用おやつの大袋を家族のベッドの上まで運びこんで、むしゃむしゃ貪り食っていた!」という微笑ましい事件をきっかけに、本作「うさばに」のストーリーを思いついたという。その姿に家族全員が思わず笑ってしまったが、同時に「食」に対しての一生懸命さに心を動かされ、「とんでもなく食いしん坊なキャラクターを描いたらおもしろいんじゃないかと思ったんです」と振り返る。