ウォーカープラス
  • 『母の支配から自由になりたい』プロローグ1 画像提供:(C)グラハム子/佼成出版社


    「一重はかわいそう」。そう言って、母親は15歳のエリカを整形させた。「かわいそう」だと思っていたのは母親だけで、エリカに自分の意思はなかった。「これで人生楽しくなるわよ!」と母が言うから、そうなるのだと思った。習い事、服、髪型、友達、進学先まで全て母親が決めた。価値観や理想を押し付け、子供を支配する親に育てられたグラハム子さんの実録漫画『親に整形させられた私が母になる エリカの場合』を紹介する。


    「言うことを聞かないから」と服を切り裂く母


    『母の支配から自由になりたい』プロローグ2 画像提供:(C)グラハム子/佼成出版社『母の支配から自由になりたい』プロローグ3 画像提供:(C)グラハム子/佼成出版社


    ばあばにもらったクマの服を着たかったエリカだが、母親はおしゃれな服を着せたい。「これがいい!」とエリカがごねると、母は服をビリビリに切り裂いた。「エリカが言うことを聞かないから、クマさんがこうなったのよ」と、強制的に反省させ従わせた。


    エリカの行動はすべて母が決めていた。主張すれば否定されるため、「母親が決めたことをやればいいんだ」と思うようになる。「あなたのためよ」と言って、母は子供のプライベートや人間関係に干渉し続けた。


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