
営業事務で働く入社3年目の中里すみれは大ピンチに陥っていた。すみれが所属する課の“鬼畜課長”こと鬼頭課長がにらみながら鬼の形相で彼女に近づいていたからだ。どうやらすみれが提出したデータには先週回覧された最新資料の内容が反映できていなかったようで「見ていないのか」と詰められていた。心の中で「え?回覧?知らない!!」と焦るすみれの姿を見て、ニヤリと笑う女がいた――総務の芹那である。

すみれには3年前から付き合っている彼氏がいた。結婚前提の付き合いで結婚資金の積み立てもしており交際は順調に思えたが、彼とのデートの待ち合わせ場所に行くとそこには総務の芹那の姿が…!?一体どういうことなのか?頭の整理も追いつかないなか、芹那は急に「修一さんと別れてくださぁい」と、グスングスンと泣き始めた。彼も「そういうわけだから…ごめん」とひと言。「そういうわけってどういうわけ!?」と憤るすみれに、2人は驚愕のセリフを吐き続ける。あまりのひどい言われように、読者は唖然…。何も言い返せず悔しい思いをするすみれに代わって、物申したい気持ちになること必至の場面である。