学校の帰り道、女子高生2人が何やら話をしている。ひとりの女子高生が「さてここで問題――絶対つらぬかれない盾と絶対につらぬく矛。どっちが最強だと思う?」と突然、問題を出すところからこの物語は始まる。友人の女子高生は「は?いきなりどうした」と面食らっているが、お構いなしに会話は進む。「私は盾だと思う!」と主張する女子高生。読者も「ほぉ~!」と感動するその理由とは…?

友人は「攻撃できる矛じゃない?」と切り返すが、「いやいや、ちがうのよ」と自信満々の彼女。「どうして?」と聞く友人に対して「説明しよう」と持論を展開し始めた。「ほほぉ~」と唸りたくなるその持論と、ラストのオチまでぜひ読んでみてほしい作品である。

本作『矛と盾どちらが最強かの話』を描いたのは、おもにイラスト業の活動をしているKYAN-DOGさんである。これまで単行本『ぼくのキャノン』(著:池上 永一)の装丁画などを手がけてきた経歴を持ち、2025年3月に『会話』という作品で「pixivマンガ月例賞」を受賞。KYAN-DOGさんは「これまでも気の迷いで衝動的に漫画を描くこともありましたが、本格的に描きはじめたのはここ1年です」と話す。