九州にまたまた新たにとんでもないサウナが誕生した。場所は佐賀県唐津市呼子町、朝市や“透明”なイカ刺しで有名な町だ。江戸時代には捕鯨で栄えたこの土地では近年、「鯨の町興し」プロジェクトなるものが進められている。そんな取り組みの一環として新サウナ施設「JIN6サウナ(ジンロクサウナ)」が2025年11月28日にオープン。“海をまるごと感じる”というこちらのサウナにさっそく行ってきた。

呼子だからこそ体験できる新感覚サウナ




「JIN6サウナ」があるのは呼子の港に程近い場所。1本裏の通りが「呼子の朝市通り」という立地。朝早めに到着し、まずは朝市をぶらぶら。朝市ではイカ焼きや天ぷら、あら汁など、その場で食べられるグルメや、イカの一夜干し、魚の干物、みりん干しなどの販売があり、見ているだけでも楽しめるが、おいしそうな匂いやビジュアルに素通りできない。小腹を満たし、お土産も手に入れてから「JIN6サウナ」へ向かった。



「JIN6サウナ」を運営するのは、神奈川・横浜中華街の「ハレタビサウナ」や千葉・富津の「サトヤマテラス」を手掛けるアミナコレクション。ほかの施設同様、サウナ王・太田広さんがサウナの監修をしている。エントランスは和モダンなホテルの入口のようだが、すぐ横にはオープンな外気浴スペースが。休憩している人と入店する人や道を歩く人が顔を合わせてしまうようなつくりに、ちょっとびっくりした。


中に入るとやや暗めの照明で、なんだかおしゃれ。料金にはバスタオルとフェイスタオルが各1枚含まれ、受付をすると専用バッグに入れて手渡される。ここは水着着用で男女一緒に楽しむサウナで、水着はレンタルもできる。また、外気浴用にポンチョの貸し出しもあり、これからの季節は外気も冷たいので借りておくのもいい。


ここではサウナ前に飲む「スターターショット」というドリンクがある。生姜の辛味が刺激的で体の中が熱くなる「ストロングジンジャー」と、さまざまなスパイスを使用した「クラフトコーラ」(各330円)。おすすめは、体を温める「ストロングジンジャー」。けっこうな辛味があるが、飲んだ瞬間から体の中心がぽかぽかしてくる。これでサウナに入ればいつも以上に温まりそうだ。


スターターショットを飲んだらエレベーターで2階へ。男女別の更衣室があり、こちらで水着に着替える。男女別ののれんをくぐるとまずはシューズロッカー。その後にロッカーがあり、ここで着替えて荷物を入れたら、パウダールーム、シャワーブースを通り過ぎてサウナエリアへ。