
駅を利用する際、改札やホームで「ピヨピヨ」「カッコー」といった鳥の鳴き声のような音が流れているのを耳にしたことはないだろうか。これは視覚障害者が安全に移動するための重要な道しるべなのだが、世の中にはそれを単なる「騒音」と捉えてクレームを入れる人物もいるらしい。
元駅員という経歴を活かし、駅業務の裏側や悲喜こもごもをユニークな動物キャラで描く漫画家・ザバック(@theback_blog)さん。今回は、ブログで連載中の人気作「100日後にやめる契約駅員さん」から、理不尽な客との攻防を描いた第42話を紹介する。



「ピヨピヨうるせぇ!」駅の安全設備に噛みつく客
ある日の勤務中、主人公の駅員・ペン助のもとに、常連クレーマーの田中さんが怒鳴り込んできた。 「子供が通るたびにピヨピヨうるせぇ!!耳障りなんだよ」。田中さんの主張は、駅構内に流れる電子音が不快だから今すぐ止めろというものだった。