日本の家庭の味を支え続けてきたおなじみの存在、赤と黄色のパッケージが目印の「味の素KKコンソメ」は、1962年の発売から60年以上の長い歴史のなかで何度かその味をリニューアルしてきた。3年間、約400回の試作を重ねて、このたび2025年に17年ぶりとなる大幅な刷新を果たした「味の素KKコンソメ」の変化の秘密はどこにあるのか。普段は一般開放していない味の素のコンソメ工場に、今回特別に潜入、工場見学してきた!リニューアルの舞台裏と、生まれ変わったコンソメの魅力に迫る。

家庭ではおなじみの味「コンソメ」、でも手作りすると時間もお金もかかる
今回潜入したのは、黄色と赤のパッケージでおなじみ、日本の食卓に欠かせない洋風スープの素「味の素KKコンソメ」の製造現場だ。牛や鶏などの肉と、玉ねぎやにんじんなどの野菜をあわせて長時間煮込んだ、いわゆる出汁である「ブイヨン」に、塩や胡椒などで味付けしてスープにしたものが「コンソメ」。ポトフやロールキャベツなど、コンソメを使ったメニューは、日本でも家庭の味として親しまれている。ただ、このコンソメを手作りしようとすると、実は大変に手間暇がかかるのをご存知だろうか。

フレンチシェフがコンソメスープをイチから作ると、少なくとも2日以上の時間がかかるといわれている。長時間かけ、じっくり丁寧に煮込んだスープだからこそ、うま味やコクが生まれるのだ。家庭で手作りするのはハードルが高そうなコンソメも、「味の素KKコンソメ」なら手軽に本格的な味を楽しむことができる。そんな、ありがたい「味の素KKコンソメ」の知られざる製造工程とおいしさの秘密を解き明かすべく、北海道にある工場を訪ねた。

「味の素KKコンソメ」を製造している北海道の訓子府工場を見学しに行ってきた!
「味の素KKコンソメ」は、国内3カ所の工場で作られている。 肉と野菜を煮込み、「コンソメのエキス」を作る北海道の十勝工場、エキスを加工し「キューブタイプ」を作る同じく北海道の訓子府(くんねっぷ)工場、そして、「顆粒タイプ」を作る神奈川県の川崎工場だ。今回訪れたのは「キューブタイプ」を製造している訓子府工場。十勝工場で製造したコンソメエキスに味付けをして、キューブ状に成型、梱包までを行っている。