卓越した技能を持ち、その道の第一人者として注目される技能者を厚生労働省が表彰する制度「卓越した技能者(現代の名工)」。
2025年度の同制度でサントリー株式会社(以下、サントリー)の主席ブレンダー・輿石太(こしいし ふとし)さんが選出されたことに伴い、2025年12月4日にメディア向けセミナーが実施された。本記事では、その様子をレポートする。

山崎の名水がおいしさの理由に
セミナーの会場は、“日本最古の本格モルトウイスキー蒸溜所”として名高い「サントリー山崎蒸溜所」。サントリーの創業者・鳥井信治郎さんの「日本人の味覚に合うウイスキーをつくりたい」という情熱から、1923年に建設に着手した。

ここでは、ウイスキー好きなら誰でも知っている人気商品「サントリーシングルモルトウイスキー『山崎』」(以下、山崎)や「サントリーウイスキー『響』」(以下、響)、「サントリーウイスキー『角瓶』」(以下、角)などが製造されている。サントリー山崎蒸溜所がある大阪・山崎は昔から“名水の里”として有名で、その良質な水はウイスキーづくりに最適なのだとか。