
昼休みや通勤・通学、ちょっとした隙間時間は短時間で読める傑作ショート漫画を読むのがおすすめ。ここでは、「想定外」「予測不能」なショートホラー漫画をSNSに公開している、誰でもない(@daredemonaidare)さんの創作漫画「おみやげ」を紹介。本作の内容について、創作の舞台裏やアイデアの源泉について話を聞いた。
「刀傷のついた岩」が思い浮かび、物語を膨らませた



修学旅行の最中、刀痕の残る岩に目を留めた沙良は、説明書きからモノノ怪と侍にまつわる物語を知った。その夜、おみやげにブレスレットを買った同室の友人2人が原因不明の体調不良に見舞われ、沙良は心配しながらも眠りにつく。すると、真夜中に不気味な女が襲い掛かってきた!…というところで目を覚ました沙良。
翌日、友人が買ったブレスレットには強い毒性を持つ木の実が混入していたことが判明する。しかしなぜか、そのブレスレットは切れてしまい、付けられなくなっていたと知らされる。そのとき、沙良は昨夜の夢に現れた不気味な女が刀を振り下ろしていた光景を思い出す。これで一件落着!かに見えたが、そうは終わらなかった。帰りのバスで背中に違和感を覚えた沙良は、そのまま帰宅するものの、生死をさまよう一夜を迎えるという大オチが待っていたのだ…。