2025年12月25日(木)まで、東京「虎ノ門ヒルズ」で「TORANOMON HILLS CHRISTMAS 2025」が開催中。“森をあじわうTASTE in the woods”をテーマに、10種類を超える生の針葉樹で構成されたクリスマスの“森”が出現し、生木ならではの生命力を五感で“あじわう”空間が広がる。
今回は、本イベントで楽しめるインスタレーションやコラボレーションメニュー、限定アイテムを紹介。足を運んで、クリスマス気分を高めよう!

“森をあじわう”コラボレーションメニューを展開
虎ノ門ヒルズ ステーションタワーの地下2階にあるステーションアトリウムでは、“食”をテーマに新たな感覚体験を生み出すアーティスト・諏訪綾子さんが手掛けるインスタレーション・クリスマスの“森”が登場。周囲には生木ならではの生命力と森の豊かな香りを“あじわう”、クリスマスのテーブルが設置されている。

諏訪さんはインスタレーションについて、「はるか昔、冬の厳しい季節になると、人々は森からモミやトウヒなどの常緑樹を家の中へと迎え入れました。葉を落とさず、緑をたたえるその木は、寒さと暗さの中でも生き続ける、生命力の象徴。本来、ツリーは飾るためのものではなく、自然の力に触れ、感謝と祈りを捧げる存在だったとも言われています。私たちの暮らしは、いつの間にか、季節の手触りや森の匂いから遠ざかってしまいました。けれど、ほんのひととき目を閉じてみると、木々の香り、葉がそよぐ音、湿った木肌の温度…五感の奥に眠っていた感覚が、そっと目を覚まします。木々がある。森がある。ただそれだけで『いきものとしての自分』に、もう一度出会える。それは、理性よりも深く体に宿る、原始の知性、“野性”だと思うのです。都市の喧騒と、イルミネーションのまばゆさに包まれた今、私はもう一度その起源に立ち返りたい。賑やかなクリスマスシーズンの虎ノ門ヒルズに、生命力の香りが立ちのぼり、気配が満ちる、小さな森を。都市の中に迎え入れる、生きたツリーを。それはきっと、私たちの内なる自然を呼び覚ましてくれるはずです」とコメント。