見知らぬ男性からの痴漢や、義理の父親による性的虐待。幼少期から積み重なった性被害の記憶は、大人になり結婚・出産を経てもなお、深い傷跡として残り続ける。漫画家・魚田コットンさん(@33kossan33)の作品『スカートの呪いが解けるまで』は、そんな「性的な視線」への恐怖や葛藤を赤裸々に描いたコミックエッセイだ。
※本作にはセンシティブな表現があります。閲覧には十分ご注意ください。
幼少期から始まった「かわいい女の子像」への違和感



魚田さんは園児の頃から、フリフリのワンピースやスカートに強い苦手意識を持っていた。周囲の大人が求める「かわいい女の子」という枠組みに苦しさを感じ、小学生になって短パンで登校すれば女子からからかわれる日々。さらに、低学年のときに健康ランドで遭遇した痴漢被害を母親に訴えるも、「ちょっと触られただけやろ」と一蹴されてしまう。自分の被害を恥じ、感情を抑え込む環境がこうして形作られていった。