
「うちの子に限って、そんなことはない」——そう信じていた親のもとに、ある日突然突きつけられる現実。実は娘が、いじめに加担していた。そんな事実を知らされたとき、親はどう向き合えばいいのだろうか。しろやぎ秋吾さん(@siroyagishugo)の漫画『娘がいじめをしていました』は、いじめた子・いじめられた子本人ではなく、その“親”の視点から物語が進んでいく。直接何が起きたのかを知らない保護者たちが、戸惑い、悩み、少しずつ現実と向き合っていく姿が静かに描かれている。今回は、第5話「そんな子に育てた覚えないわよ」までの試し読みとともに、作者・しろやぎさんに制作の背景を聞いた。
「まさか、うちの子が…」その動揺から始まる物語



本作の特徴は、いじめの加害・被害そのものを直接描かない点にある。描かれるのは、事実を断片的に知らされる親の視点だ。「本当にうちの子が?」「何かの間違いでは?」と揺れる気持ちは、多くの親にとって他人事ではない。