
就活に50連敗した女子大生・聴村りすんは、社会から完全に弾き出されたような気分でいた。「もう何をやってもダメだ」。そんな自暴自棄の末に彼女が思いついたのが、ホームセンターで買った資材とハロウィン用のコスプレ衣装で作る“懺悔室”だった。懺悔は1回1万円。「人に言えないことを聞くだけ」。あまりにも軽く、ふざけきった発想だったはずが、なぜか人は集まり始める。
なんちゃってシスターの懺悔室は1回1万円!? それでも「話したい人」は現れた



「神父でも牧師でもない、ただの大学生なんですけど」。なんちゃってシスター姿でそう前置きしながらも、りすんは懺悔人の言葉を黙って聞き続ける。最初に現れた男の懺悔は、あまりにも重かった。「妻と、ずっと一緒にいたかった」。その願いを叶えるために彼が選んだ行動は、到底“懺悔”という言葉では収まらない。