
都内のエスカレーター、左側に立つ東京人と、習慣で右側に立ってしまう大阪人。そんな日常の些細な「違い」から、壮大なストーリーが動き出す。一二三さん(@47_taisen)が描く『四十七大戦+(プラス)』は、47都道府県を擬人化した個性豊かなキャラクターたちが織りなす、地域色豊かなエンターテインメント作品だ。
琵琶湖まで擬人化!?地域にちなんだ愛すべきキャラクターたち



本作の魅力は、単なる擬人化に留まらない徹底した地域リサーチに基づいたキャラクター造形だ。一二三さんのお気に入りは、滋賀県のシンボルをキャラクター化した「びわこ」。琵琶湖の伝承に登場するビワコオオナマズをモチーフにしており、他にも秋田犬や長崎の尾曲猫など、各地にちなんだ動物たちも登場し、画面に彩りを添えている。方言やセリフの端々から漂う地域の空気感に、読者は自分の出身地や馴染みのある土地の面影を見出し、どこか懐かしく癒やされるのだ。