新年の挨拶代わりに「辞めます」と会社を去る、「あけおめ退職」がいま話題となっている。マイナビの調査によれば、20代の4割以上が同僚や先輩たちの“新年の退職劇”を目撃した経験があるという。正月休みが明け、重い体を引きずって職場へ向かう道すがら、「あー、やっぱり自分も辞めたい…」と思う。そして、そう考えてしまう自分に対し、「なんて意志が弱いんだ」と自己嫌悪に陥ってはいないだろうか。だが、安心してほしい。その猛烈な拒否反応は「弱さ」ではない。むしろ、脳が正常に働いている証拠なのだそう。

正月に退職を考える人ほど、脳が正常だった
「あけおめ退職」や、休み明けの退職願望に対し、「根性がない」「休みボケだ」と感じる人もいるかもしれない。しかし、問題の本質は気合いや根性論ではなく、“体の状態”にある。そう語るのは、MBAと医学博士の双方の知見を持つ、板生研一さんだ。板生さんによれば、ダラダラしている時にこそ辞めたくなるこの現象の正体は、“自律神経の働き”にあるという。