
『ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ』村野さやか役などで注目を集める声優・野中ここなさんが、20歳の誕生日を目前に控えた「10代最後」の姿を収めた1st写真集『うたかた』をリリースした。
故郷・長崎を舞台に撮影された本作のテーマは、王道の成長譚とはひと味違う「等身大」と「背伸び」。あるときは快活な少女のように、またあるときはドキッとするほど大人びて――。見る者が彼女に出会った時期によって解釈が変わるというその多面性は、いかにして育まれたのか。
「ずっと白でいられた」と語る激動の10代の振り返りから、故郷での撮影秘話、そして理想とする表現者像まで、今の野中ここなを形成するすべてを語ってもらった。
王道じゃない「等身大」と「背伸び」。出会った時期で見え方の変わる写真集に
――はじめに、写真集のタイトル「うたかた」に込めた思いを教えてください。
【野中ここな】タイトル候補をいただく前から、自分でも漢字で「泡沫」がいいなと考えていて、思いが一致したんです。「うたかた」という言葉には消えていく儚いイメージがあります。10代最後の一年も一瞬で消えちゃう透明なものだから、すごく合うんじゃないかと思って選びました。