
「先月他社から転職してきたばかりの男性社員は、私のストーカーだった!!」…という、コンプライアンス的にアウトな衝撃設定からスタートする本作。しかしこの作品は、ホラーでもサスペンスでもなく、純愛(!?)コメディなのである。



「ため息が1.7倍多い」恐怖の管理能力
ストーカーと思われる男性社員の名は岸くん。主人公が通勤で家から出ると、わりとすぐに岸くんから声をかけられ、会社では社内のどこをウロついていても岸くんが現れる。おそらく主人公のスケジュールを完全に把握しているのだろう。
顔は無駄にイケメンで、「午前中のため息がいつもの1.7倍多かったので」と主人公の体調を気遣ってくれる好青年(!?)だが、その観察眼は完全に常軌を逸している。
岸くんがいかにしてストーカーになったのか。それは彼が転職してくる3年前、ある冬の出来事にさかのぼる。岸くんが異様なまでに主人公を“崇める”ようになった理由は、本編で明らかになる。