
「実家が貧乏なのに四年生大学に通っているのはおかしい、短大に変更しよう」「この言動は現実的ではないから変えよう」とある会議室。脚本を囲む制作陣は、これらを「作品を良くするための良心的な調整」だと信じている。しかし、その過程で原作が持つ独自の魅力や、著者が設定に込めた意図が削ぎ落とされ、結果としてファンが望まない「別物」へと変貌を遂げていくのだ。
漫画がドラマや映画、アニメになる際、必ずと言っていいほど話題になる「原作改変」。ファンが抱く「なぜそのまま作れないのか?」という純粋な疑問に対し、TV・映画・ドラマ制作の最前線を渡り歩いてきた、のりばさん(@MangaNoriba)が描いた実体験漫画が大きな波紋を呼んでいる。




「主演決定が第一条件」で歪む設定
X(旧Twitter)で7.7万いいねを記録した『なぜ“原作改変”は起こるのかの話』。そこには、視聴率、芸能事務所の思惑、そして制作陣が信じて疑わない「リアリティ」という名の調整が渦巻く、あまりにリアルな現場の実態があった。