
「そりゃママが作ったのより、うまいわな」
外食先で放たれた旦那さんの不用意な一言。それをきっかけに、とある夫婦の間に激しい火花が散った。気まずい沈黙のまま数週間。険悪な空気に心を痛めた息子は、ある場所へと足を運ぶ。そこは、メニューが「おでんとコーヒー」だけという、少し変わったお店だった。
まるいがんも(@kenihare)さんが描く『さかえ通り O.D.N』。中でも、家族の絆を具材になぞらえた「よくケンカする夫婦に隠し包丁を入れた子供の話」は、X(旧Twitter)で8500を超えるいいねを獲得し、多くの読者の涙を誘った。
お酒の代わりにコーヒー。飲めない作者が生んだ「変なお店」の設定妙



舞台は、作者がかつて住んでいた高田馬場に実在する「さかえ通り商店街」。物語の軸となる「おでんとコーヒー」という不思議な組み合わせは、作者自身がお酒を飲めないという実情から生まれたものだ。